健康のために
健康に良いからとウォーキングを始めた方が
「肩やら腰やらが痛い…」とカウンセリング時にお話ししてくれました。
始めたばかりなのに、早歩きでがんばったそうです(^^;)。
健康のために、ウォーキングを張り切ってがんばり過ぎた結果、身体を傷める。という逆の結果になってしまいました。
この方は腰痛に悩んでおり、医者から手術をすすめられるほどです。
東洋医学では、腰は「腎」と関係が深く、腎は「陰」の要素が強い臓です。つまり、腰痛の解決には腎の働きをしっかりさせる=陰をしっかりさせることが必要となります。
そのため、運動(陽の要素)をするのではなく、じっくりと「陰を養う」ことが先決です。
一般的に運動は健康によいとされますが、何事もタイミングと適量が大切。
とくに運動に関しては、汗をダラダラかくほど激しいものはおすすめしていません。やっても、ぶらぶら散歩程度でいいとお伝えしています(もちろん、その人の身体の状態によりさまざまですが…)。
筋肉に負荷をかける前に、やってほしいことがあります。
それは、運動しても不調にならない
「身体の土台をしっかりとつくる」
ということ。
食事や睡眠、スマホやパソコンの視聴時間など生活習慣を見直していただくのは、そのためです。
健康のために、あれもこれもやりたくなってしまいます。
これは足し算の考え方ですね。
しかし、
「健康のために、何をしないか」
という引き算の考え方をしてみることも大切です。
僕はどちらかというと、引き算の健康法をお伝えしています。
あなたは健康のために、何をしませんか?