なかなかタバコが止められない理由とは
タバコがなかなか止められない…
なぜタバコを吸いたくなるのでしょうか?
東洋医学的に考えてみます。
タバコの味は「苦味」に分類されます。
苦味には、冷やす働きがあり、
・身体の余分な熱を冷ます
・炎症を抑える
・利尿作用
などがあります。
「タバコが吸いたい」という欲求は、「余分な熱が体内にあるため、冷ましたい」という表れでもあるんですね。しばらく吸わないと、イライラしたり落ち着かなくなったりしますが、イライラや落ち着きの無さは「静か動か」で分けたら「動」に分類されます。
動は「陰陽」でみると、「陽」に分類されます。
タバコを吸わない→身体を冷ますことができない→身体の余分な熱が取れない→イライラ・落ち着かない、という陽(熱)の反応が現れるんですね。
逆にイライラした時にタバコが吸いたくなるのも、この理由からです。
ということは、タバコを止めるための対策は2つ。
・他の方法で身体の熱を冷ます
・体に余分な熱を産まないようにする
です。
タバコ以外で苦味を摂れば、冷ますことができます。
例えば菜の花やゴーヤ、コーヒーなどが苦味に分類されます。
しかし、苦味の食材は旬が春や夏のものが多いため、今の時期には合いません。また、コーヒーはカフェインの問題があります。
そこでおすすめなのが、余分な熱を産まないようにする生活を送ることです。
・パソコンやスマホの長時間視聴
・食べ物では、味の濃いものや甘いもの
・夜更かし
これらは身体の状態を「陽」に傾けますので、余分な熱が産まれやすくなります。
こういった生活習慣を見直すことで、徐々に身体の余分な熱がなくなっていけば、「吸いたい」という気持ちも変わっていきそうですね。