〜身体と心にやさしく触れる〜 鍼灸ひののき

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夜中に何度も目が覚める不眠が軽減

夜中に何度も目が覚める不眠が軽減

鍼灸ひののき院長の日野です。
何度も目が覚める不眠が軽減した事例をご紹介します。

■来院された方:稲沢市在住、40代男性、会社員
■主な症状:中途覚醒


〇来院までの経緯

来院2週間前から睡眠の質が悪くなる。焦燥感も出てきたこともあり、以前鍼灸で良くなった経験から来院された。

〇初回来院時の主な悩み

・不眠(中途覚醒)

〇その他付随する症状

・焦燥感、ソワソワ
・食欲の低下

〇現病歴

なし

〇鍼灸ひののきの見立て

とくに思い当たる原因はないが、何度も目が覚めるようになった、とのこと。来院前はお仕事が忙しかったらしく、あえて言えば仕事への不安が影響したかもとのことでした。

東洋医学では、睡眠は血の問題も関係すると考えます。血が少なかったり、血のめぐりが悪かったりすると、メンタル的な不調や睡眠の質の低下が起こることがあります。焦燥感やソワソワ感があるので、血の問題が推測されます。

鍼灸は、「内臓の働きやバランス」の状態を大切にします。内臓は五臓六腑のことです。
中途覚醒という不調であっても、内臓の働きやバランスはどうなっているのか、を考え施術していきます。
睡眠ととくに関係が深い内臓は、「肝」と「腎」です。
肝は、気の流れとも関係があります。肝の働きが低下すると気のめぐりが悪くなり、血のめぐりも悪くなってしまいます。こころが落ち着かないといった状態は、血だけでなく気の問題も含むので、気をめぐらすことを意識して鍼灸をします。
(※内臓については、施術についてを参考にしてください。)

〇鍼灸施術の方針

上記から

「肝と腎の働きを整える」

鍼灸施術は一週間に1回のペースで始めました。

〇施術経過

・1回目
腹診では、瘀血(おけつ)の反応があった。瘀血とは、血のめぐりに問題が起こっている状態。
脈は「肝」と関係する拍動を感じた。

気のめぐりの滞りから血のめぐりの問題が起こっていると考えられる。

仰向けで、手足にあるツボに接触鍼(せっしょくしん…鍼を刺さずにツボに触れる手技)。「中封…肝と関係するツボ」「尺沢…肺と関係するツボ」など。肝や肺は、気と関係が深い内臓。
うつ伏せになってもらい、背中とふくらはぎに施術。
再度、仰向けで腎と関係するツボに鍼をして終了。

・2回目
深夜1時や3時に目が覚めることは無くなり、4時や5時まで眠れるようになった。
ただ、日により波があり何回か起きることもあった。
焦燥感やソワソワも減ったが、まだ気になるとのこと。
前回後にだるさも出なかったので、刺激量を増やす。

・3回目
何度も起きることは無くなり、4時30分頃にトイレに起きる程度。起きてもすぐに眠れる。
焦燥感は少しあるが、ほとんど気にならない。食欲もある。
仕事の都合もあり、次回から2週間に1回のペースにする。

・4回目
2週間のうち10日ほどは、朝まで眠れるようになった。

・5回目
5時30分まで眠れることが多く、一回起きてもすぐに眠れる。
焦燥感・ソワソワ感は無くなった。
次回から3週に1回のペースにする。

・6回目~
大きく崩れることもないので、身体のメンテナンスも含め3~4週に1回のペースで施術をすることに。

〇院長から

この方は、早く不眠が軽減したケースです。
以前、鍼灸で不眠が良くなった経験があったので、鍼灸への信頼や安心感があったことが効果にも影響したように感じます。

また、来院時から中途覚醒に対して不安は感じているものの、あまりネガティブな感情を持ってはいない印象でした。
「前みたいにまた眠れるようになる」という①前向きな気持ちだったこと、②食事内容も奥様がバランスのよい食事を用意していたこと、③本人に運動習慣があった、④夜はあまりスマホは観ない、という生活習慣だったことも大きかったです。

不眠になると、疲れは取れないし気分もすぐれない、とはいえ自分ではどうすることもできないので、焦ってしまい余計に眠れない…という負のスパイラルに陥りがちです。
この方のように、「大丈夫、また前の状態に戻れる」という気持ちでいることはとても大切です。

「また眠れなかったらどうしよう」「布団に入るのがこわい」という気持ちになることもあるでしょう。
そんなときは、軽くストレッチしたり深呼吸すると気がめぐるようになります。温かいハーブティーを飲むのもおすすめです。

とくに夜中に目が覚めると、不安やネガティブなことが頭に浮かぶものです。
そんなときは、浮かんだネガティブなことを紙に書き出しておくのも一つの方法です。
書き出すことでアウトプットされ、少し気持ちがラクになります。さらに翌朝それを読み返してみると、意外と大したことなかった…なんてことも多々あります。

不眠は、年単位で付き合っていかなければならない場合もあります。
それでも、あせらずコツコツと食事や運動、物事の捉え方などを修正していくと、きっと変化を感じると思います。

※一事例であり、すべての方に効果を保証するものではありません。

不眠にお悩みの方はこちらも参照してください。

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