元気がないから、しっかり食べる
最近の暑さで体調を崩してはいませんか?
体調を崩したとき、しっかり食べて体力をつけよう。
と思いがちですが、反対にしっかり食べない方が早く良くなることがあります。
しっかり食べれば、それらを消化・吸収するためにエネルギーを使います。
身体を休めてあげたいのに、体内はフル活動の状態です。
犬を飼ったことがある人は分かるかもしれませんが、
動物は体調が悪いと、何も食べずにじっとしています。
これを陰陽でみてみると、
静かにして身体を休めることは、「陰」に分類されます。
食べて消化・吸収することは胃腸が活動しているので、「陽」となります。
陰陽の考え方に
陰主陽従(いんしゅようじゅう)
という言葉があります。
これは陰が主で、陽が従うものという関係を表しています。
つまり活動的(陽)であるためには、まず主である「陰」が
しっかりしていないといけません。
しっかり食べて消化・吸収にエネルギーを使う前に、しっかり身体を休めることが先決というわけです。
ファスティングで体調を整える考え方も、もしかしたら
「陰主陽従」
なのかもしれません。