こんな生活スタイルは足がつりやすくなります
足がつる…。
痛いですよね。
なぜ、足がつるんでしょうか?
今の時期は、主に
「冷え」と「ミネラル不足」
が原因と考えられます。
例えば、半ズボンなど足が出た服装+冷房や扇風機をかけて寝る
なんてすると、冷えて足がつりやすくなります。
また、汗と一緒に体のミネラルが排出されるので、汗をたくさんかくとミネラル不足の状態になってしまいます。
冷え対策としては、長ズボンにして、体に直接冷気が当たらないようにすればいいですね。
ミネラル分は、ミネラルウォーター(できたら硬水)や麦茶、天然塩、にがり、海藻類などで補ってあげましょう。
では東洋医学の視点で捉えると、どうなるでしょうか?
まずは生活スタイルを振り返ってみましょう。
・就寝時間が遅い
・PCやスマホ、テレビの視聴時間が長い
・長時間、運転することが多い
・甘いものや脂っこいものを好む
・食べ過ぎやお酒を飲み過ぎる
・長風呂やサウナが好き
・精神的ストレス、イライラがある
・筋トレをしている
・立ち仕事が多い
いくつ当てはまりましたか?
上の生活スタイルは全て、「陽」に分類されるものです。
(立ち仕事だけ、少し別の見かたです。最後にお伝えしますね)
そのため、たくさん当てはまるほど身体は陽に傾きやすくなり、陰が足りない状態となります。
筋肉がつっているのは、潤いがなくてキューっと縮こまった状態です。
潤いは、陰の要素です。
潤いがなくて筋肉が縮こまる=身体の陰が足りない状態
と捉えることができます。
生活スタイルを見直し陽に傾いた身体を整えてあげることが、予防につながります。
ここからは、少し専門的です。興味がある方は、読んでみてください。
東洋医学では症状の根っこには、内臓(とくに五臓)の働きに問題があると捉えます。
筋肉がつっているのは、潤いがなくてキューっと縮こまった状態、
とお伝えしました。
筋肉と関係が深い内臓(五臓)は、「肝」です。
・筋肉に何らかの問題が出ている→肝の働きに問題があるのでは?
とみていきます。
潤いについては、
・潤いがない→体の液体、水の問題→腎の働きに問題があるのでは?
と考えます。
なぜなら、腎は「陰中の陰」と表現されるように陰と関係が深い臓であり、体の水とも関係が深い臓だからです。
以上から筋肉がつった時、肝と腎の働きに問題があるのかな?と推測できます。
(実際には、五臓それぞれの関係性も含めて考えていきます)
立ち仕事は「久立(きゅうりつ)」といって、腎に負担をかける労作と考えられています。
立ち仕事→腎に負担→潤せない→筋肉がつる
となるわけですね。