パソコン作業は軽作業?
イスに座りっぱなしでキーボードをパチパチ、モニターとにらめっこ。
この状態が続くことの影響は?
重労働といえば、身体を使った肉体労働を思い浮かべるかもしれません。
しかし、上記のようなパソコン作業を日々続けている方は、想像以上に身体に負担をかけています。
まず、椅子に座りっぱなしの状態は久座(きゅうざ)といい、これが過度になると五臓の「脾」に負担をかけます。
モニターを長時間見続けることは久視(きゅうし)といい、これが過度になると五臓の「心」に負担をかけます。
さらに座り続けたりモニターを見続けることは、筋肉を同一姿勢に保つことになり筋肉にも負担をかけます。そして、筋肉と関係が深い五臓は「肝」ですから、筋肉への負担は肝にも影響することになります。
イスに座ってパソコン作業を続けることで、五臓の内3つに負担をかけることになるのです。このような状態が長期間にわたれば、身体のバランスは乱れていきますから、回り回って肺・腎にも影響が及びます。
その結果出てくる症状は、
眼精疲労、首や肩のこり、頭痛、イライラ、めまい、食欲不振、腹部の張り、腰痛、むくみ
など多岐にわたります。
かと言って、仕事を放棄することもできませんよね(^^;)
不調が出る前に、予防策として以下の2つを実践してみてください。
①焦点距離を変える
パソコン作業に集中していると、目とモニターとの距離が変わらないため、目の筋肉が固定された状態です。これは眼精疲労だけでなく、首や肩のこりの原因にもなります。
そのため、遠くを見たり極端に近いものを見たりして焦点距離を変化させ、目の筋肉を動かしましょう。
②こまめに席を立つ
座りっぱなしも身体の筋肉が固定された状態です。1時間に1回は席を立って歩いたり、肩を大きく回すなどして筋肉を動かしましょう。
気が巡るので、頭もすっきりします。
また、プライベートや夜の時間帯にパソコンやスマホを極力避けるようにすることも大切です。
セルフケアで身体への負担を極力減らしていきましょう!
もちろん、はり治療も有効ですよ(^_^)