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腰椎椎間板ヘルニアを東洋医学で考える

腰椎椎間板ヘルニアを東洋医学で考える

腰椎(背骨の腰部分)と腰椎の間には椎間板という軟骨組織があります。

椎間板の中には水分を多く含んだゼリー状の髄核(ずいかく)があり、それが飛び出すことによって神経に悪さをして、腰や脚に痛みやしびれが出現します。

この「飛び出している状態」をヘルニアといいます。

 

腰椎椎間板ヘルニアでは、腰やおしり、脚にかけての痛みやしびれが主な症状で、片方の脚に出現することが多いです。両方の脚に症状が出ている場合は、脊柱管狭窄症の可能性もあります。

症状が進行すると、排尿障害が起こることもあります。

ヘルニアかどうかは、MRIを撮らないと正確なことは分かりません。ただし、ヘルニアがあるからといって、必ず症状が出るというわけではありません。

 

腰椎椎間板ヘルニアの原因として、中腰姿勢や激しいスポーツ、重いものを持つ、などの負荷が積み重なると、起こりやすいと考えられています。また、喫煙の影響もあるようです。

 

では、このつらい腰椎椎間板ヘルニアについて東洋医学的に考えてみます。

東洋医学では、症状の根本原因を「内臓の働きやバランスの問題」と捉えます。

鍼灸ひののきでも、この考え方をベースに鍼灸施術をしています。

 

内臓とは五臓六腑のことで、なかでも「肝・心・脾・肺・腎」の五臓が特に重要です。

そして、五臓にはそれぞれ関係が深い身体の部位があります。

腎-膀胱、、腰、髪の毛

肝-胆、筋、膝、爪

脾-胃、手足、唇

などです。

 

腰椎椎間板ヘルニアは、椎間板という「軟骨」の問題でしたね。

骨が関係していますので、内臓では「腎・膀胱」が該当します。

 

次に症状からみていきます。

各内臓には、経絡(けいらく)というエネルギーや栄養の通り道がつながっており、内臓の問題が、通り道上に痛みやしびれといった反応として現れることがあります。

つまり、不快な症状は「内臓が不調だよ、いたわってね~。」というサインなんです。

 

腰椎椎間板ヘルニアでは、腰痛やおしり、脚に症状が出ましたね。

腰やおしり、太ももの裏、ふくらはぎなどは、「膀胱」の経絡が通っています。

また、脚の外側は「胆」の経絡が、すねの部分は「胃」の経絡が通っています。

そのため、症状が出ている場所によって、「膀胱」「胆」「胃」といった内臓の働きに問題があるのでは?と推測するわけです。

進行すると排尿障害が起こることがありますが、「膀胱」が関係しますので、納得ですね。

 

以上をまとめると、関係する内臓は

・腎と膀胱

・胃(と脾)

・胆(と肝)

と考えられます。

※実際は、他の内臓も相互に関係してきます。

 

鍼灸施術では、ツボにアプローチしてこれらの内臓のバランスを整えていきます。

腎と膀胱に関係するツボ…腎兪(じんゆ)、陰谷(いんこく)、委中(いちゅう)、京骨(けいこつ)、太渓(たいけい)

胃と脾に関係するツボ…胃兪(いゆ)、脾兪(ひゆ)、足三里(あしさんり)、豊隆(ほうりゅう)

胆と肝に関係するツボ…胆兪(たんゆ)、肝兪(かんゆ)、陽陵泉(ようりょうせん)、太衝(たいしょう)

などを選択します。

 

バランスを整える考え方は、「足りないものは補い、余剰なものは取り除く」ことです。

膀胱や胃、胆と関係するツボでは、取り除くように、腎や肝と関係するツボでは、補うように鍼灸をしていきます。

 

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また、腰痛ページもご参考になさってください。

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