ストレスに対してできること
ゴム風船を指で押すと、押しているところは凹みます。この凹んで歪んでいる状態をストレス状態といいます。
そして、風船を凹ませている指をストレッサ―といいます。
一般的に「〇〇が私のストレス」などと表現しますが、この〇〇がストレッサ―のことです。ストレッサ―には、温度、騒音、長時間の緊張、人間関係、不慣れな仕事、重い責任などなど物理的、心理的、社会的なものがあります。
ちなみに、ストレッサ―には結婚、妊娠、昇進などめでたい出来事とされていることも含まれます。
さて、ゴム風船を指で押しても指を離せば元の形に戻ります。しかし、ゴムが劣化していたり押す力が強すぎたり長時間押し続けたりすることで、風船は元の形に戻らず歪んでしまいます。
私たちの心身も同様で、ストレッサ―の強度や時間によって元の状態に戻ることができないと、倦怠感、肩こり、睡眠障害、動悸などの体の症状や、不安感、焦燥感、抑うつ、意欲の低下などの精神的な症状、ギャンブルやアルコール依存、仕事のミスが増える、注意力の散漫など行動上の問題、など様々な症状が出たり病気になったりします。
ただし、ストレッサ―に対してどのように感じ、反応するかは個人差があります。
この個人差の要因には2つあり、
一つは、免疫力などの身体の抵抗力。
もう一つは、価値観などの精神的な部分です。
ストレッサ―を受けても、身体が健康で体力があれば睡眠をとることで回復します。物事をポジティブに捉えることができれば、ストレッサ―に対して生産的な行動がとれます。
職場の人間関係だったり生活環境だったり、自分の努力だけでは回避できないストレッサ―があったとしても、身体が健康で物事を積極的に捉えることができれば、不快な症状や病気にならないで済みます(もちろん限界はありますが)。
ここに、当院でアプローチできる部分があるのです。
健康な体を維持し、免疫力や抵抗力を高めるには「鍼灸施術」。
鍼灸施術には、自分が本来持っている自己治癒力を回復させる働きがあります。免疫力や抵抗力を高めて、ストレッサ―を跳ね返す体を取り戻します。
そして、ネガティブな感情を手放し、物事をニュートラルに捉えられるようにするには「EFTタッピング」。
簡単な手順で8ヶ所のタッピングポイントを刺激して、痛みやつらさなどネガティブな感情を解放していきます。お家で自分でもできますので、やり方もお伝えします。
これらによって、当院が提供する価値「ハッピー」を手にしてもらいたいと考えています。
セルフケアとして『ストレス対処の3つのR』をご紹介します。
1.Rest
無理せず休養を取ることです。毎日は難しくても、週に何日かは早く就寝する日を作りましょう。
2.Relaxation
「不安な心はリラックスした体に宿ることはない」と言われます。
深くゆったりとした呼吸や身体に変な力みがないかを意識してみましょう。
3.Recreation
趣味や森林浴などを楽しみ、気晴らしをしましょう。
真面目な方は、ついこれらも真剣に頑張ろうとしちゃいます(^^;)。適度にはじめてみてくださいね。