ガンコな咳の原因
のどの奥に痰がからまったり、咳が止まらないといった症状を訴える方がいらっしゃいます。
咳は身体にこもった余剰な熱を出したいという働きで、痰も熱の反応です。
湯気や蒸気など、熱気は上へ上へと上りますよね。
私たちの身体の中も同じように、熱気が上へ上へと上っていき、さばききれなくなると咳という症状として現れるのです。
ですので、のどや気管支に処置をしたところで、上ってくる熱気をきちんと処理しなければ咳は続きます。
のどや気管支は、あくまで症状として現れているところ
であり、
根本の問題は
上ってくる余剰な熱気(とそれに対応できないこと)
ですので、のど飴をなめても何の解決にもならないのです。
そして、余分な熱を産み出している原因の一つが
「食べ過ぎ・飲み過ぎ」
です。
食べ過ぎれば、それを処理しようと胃ががんばります。がんばって働けば熱が生まれます(体を動かすと温かくなりますよね?それと同じことが胃にも起こっているとイメージしてください)。
また、食べものの質も重要です。
甘いものや脂っこいもの、アルコールは熱の要素を持っていますので、これらを摂り過ぎると余分な熱が生まれやすくなります。
私たちの身体は、熱が多くなればそれを冷まそうとし、上に上っていけば下に引き下ろすように働きます。このようにして体内のバランスを取っているんですね。
この冷ましたり、下に引き下ろすといった働きが十分に発揮できない状態になっているので、バランスが取れず上記のような症状が出てしまうのです。
そして発揮できない原因として、夜更かしやパソコン、スマホの長時間の視聴が関係します。
以上のことから
甘いものや脂っこい、アルコールを控え、食べる量も見直す
パソコンやスマホの視聴時間を減らし、遅くとも夜0時前には寝る
ことが自分でできる対策として挙げられます。
さらに、はり施術を組み合わせれば、効果もupです(^_^)