パソコン作業やスマホが招く不調
最近、パソコンやスマホで作業をすることが多く、集中しているとめまいや動悸が…。
PC作業は思っている以上に身体に負担をかけるので、こまめに休憩を入れてね。
と、普段お伝えしていますが、自分がつい無理をしてしまいました。
めまい、動悸がなぜ起こるのか?
東洋医学的にみてみます。
パソコンやスマホは、目に光刺激が加わります。
寝る前にスマホを見ていて、目がさえちゃった…なんて経験はありませんか?
光刺激に長いことさらされると、神経は興奮状態になります。
興奮状態、活動状態は、陰陽でみると「陽」に分類されますので、身体は陽に傾いた状態です。
めまいは、フワフワする、グルグル回ると表現されるように動きが伴いますので、陽に分類されます。
また、頭は身体の上部に位置しますので、「陽の部位」。つまり、めまいは陽の部位に陽の反応が出ていると考えられます。
動悸も同様に、ドキドキと鼓動が速くなりますので、陽の反応です。
これらのことからも、身体が陽に傾いているのが分かりますね。
さらに私の場合、寝不足が続いていました。
身体は眠ることで陰を養いますので、寝不足によって陰が足りない状態となっていたことも影響しました。
この反省をふまえて、今は一時間以内に休憩をはさみ、外の景色を眺めたり、少し歩いたりしてクールダウンしています。
そして、睡眠時間も確保するように心がけています。
みなさんも、不調になる前に対策してみてくださいね。
そういえば子どもの頃、熱がなかなか下がらず1週間ほど学校を休んだことがあったんですね。
「テレビを見たらダメ、大人しく寝てなさい」
と親から注意を受けていましたが、親がいないスキにこっそりとテレビを見ていました(^^;)
今考えると、発熱という陽の反応が出ているのに、テレビを見る=光刺激を加えることで身体がさらに陽に傾いて、なかなか熱が下がらなかったんですね。
当時、親が東洋医学を知っていたかは不明ですが、妙に納得してしまいました。
ここからは、少し専門的なお話しです。
東洋医学では、いろいろな症状の根っこには内臓の働きやバランスの問題があると考えます。
目に光刺激が加わると、内臓では「心」に負担がかかります。
心(しん)は、「陽中の陽」と表現されるように陽の要素が強い内臓で、負担がかかると過剰にがんばって陽が強くなるという特徴があります。
そのため、心への負担は身体を陽に傾ける一因となります。
まとめると
長時間の光刺激→心に負担→陽に傾く→めまい、動悸
となります。