腰痛対策に筋トレをする
「筋トレしなきゃいけないですよね?」
腰痛で来院される方からよく聞かれます。
たしかにお腹や背中、おしり、太ももなどの筋肉をしっかりさせることは大切です。
しかし、何事も順番が大事。
筋トレをするための下準備を、まず整えないといけません。
「陰陽」の考え方でみていきましょう。
筋肉を動かすためには、柔軟さが必要です。これがなければ筋肉をいためてしまいます。
筋肉を潤し柔軟性をもたせるのは、「陰」の働きですから
トレーニングの前段階として、「陰」がしっかりしていなければいけません。
トレーニングは、筋肉の活動です。
動的なことは「陽」に分類されます。
もし、身体の状態が「陽」に偏っていたとしたら…
トレーニングすることでさらに「陽」に傾いてしまいます。
そうすると、相対的に「陰」が足らなくなるので、ケガをしやすくなります。
さらに良くないのが、だらだら汗をかくほどがんばることです。
汗は水分なので、「陰」に分類されます。これが身体から出ていってしまうので、さらに「陽」に傾いてしまいます。
そもそも腰痛がある場合、身体の状態は陽>陰となっています。
そのため、まず順番として「陰」をしっかりさせないといけません。
じゃあ、陰をしっかりさせるにはどうすればいいのか?
・早く寝る
・食べ過ぎ、飲み過ぎないようにする
・長風呂しない
などです。
「筋トレを始める前に、陰をしっかりさせる」
それが体の土台をつくるということでもあります(^_^)