身体が重だるい……
湿度が高くジメジメする梅雨時、身体が重だるくなりませんか?
気候の変化や過不足によって、身体に影響を与えるものを「外邪(がいじゃ)」と呼び、「風、暑、湿、燥、寒、火」の6つがあります。
湿気の「湿」もこの中に含まれていますね。
ここからは、イメージとして捉えてください。
湿は“湿気”からも分かるように、水分を含みます。
水と関係しますが、サラサラした水というよりは、
ハチミツのような感じで
粘っこい、重たい、どろーっとした性質
が特徴です。
このような性質ですので、
「流れにくく、下に溜まりやすい…」
したがって湿が身体に悪影響を与えると、
重だるくなったり、足(身体の下部ですね)がむくんだりするんですね。
また、流れが悪く滞っていると熱を持ちます。
そのため、「関節が腫れる」なんてことも関係します。
では、どんな対策があるでしょうか?
どろーっと粘っこいものを、サラサラにして流れるようにするには、水で薄めてあげればいいですね。
この「水を増やして粘っこいものを流れやすくする」
ということが、「陰を増やす」ということなのです。
ということは、陰を増やすことを心がけた生活習慣が必要です。
具体的には、
・早く寝る
・パソコンやスマホを控える
・長風呂やサウナを控える
などです。
また、湿は湿気が外から体内に入るだけでなく、身体の中でも生まれます。
その原因に
「甘いものや脂っこいものの摂り過ぎ」
がありますので、重だるい、足がむくむ、関節が腫れる
といった症状がある方は、一度食生活を見直してみるのもいいと思います。
施術においては、
滞って生まれた熱をさばき、陰がしっかり働くようなツボを選択して、
陰陽のバランスを整えていきます。
ちなみに、陰がしっかり働くためには「腎」がしっかりしないといけません。
腎と関係する部位に腰がありますので、腰痛も関係してきますね。