転ばぬ先の杖
ぎっくり腰の激痛を経験した方は、またあの痛みが来るのではないか?
と不安を感じるものです。
不安や恐怖心から、痛みが実際に出ていなくても旅行や運動の前に、痛み止めを飲んだり湿布を貼ったりする方がいらっしゃいます。
「薬を飲んだ、貼ったから大丈夫」
という安心感はあるでしょう。
精神的にはこれも大切なことです。
貼り薬はスーッとして気持ちがいいし、効いた気がしますよね。飲み薬より、気軽に使ってしまいがちです。
しかし、薬理作用は体内で間違いなく起こっています。
薬は血流にのって全身をめぐります。腰だけにピンポイントで効果を発揮する訳ではないんですね。
さらに、痛み止めは胃を荒らしたり、腎血流量が低下することがあります。
西洋医学的にも東洋医学的にも腎・腎臓は、とても重要です。ここへの血液の流れが悪くなれば、働きが低下することがあります。
このリスクは、かなり大きいと思います。
薬を全否定するつもりはありません。
痛みが強く、日常生活に支障が出ているときは薬に頼ることも必要です。
しかし、
痛くもないのに安心感を得るために薬に頼って
身体に負担をかけていては本末転倒です。
安心感を得るためなら、薬に頼らなくても他の手段がありそうです。
例えば、
当院でも提供しているEFTタッピングは
ネガティブな感情を取り除く手法ですので、
「腰痛への不安、恐怖」
を対象にアプローチすることも可能です。
また、
・立ち方、座り方の姿勢に気をつける
・早く寝る
・食生活を見直す
など健康を意識した生活習慣を送っていると
「薬を飲まなくても大丈夫」
と自分の身体に自信が持てるようになります。
転ばぬ先の杖が、思わぬ結果を招かないようにしたいですね。